〜バッハ再び〜 チェンバロ レッスン.:*・゜゜201607 **・゜゜
今月のレッスンは先生と1対1ですが、デュオの曲をメインに見てもらいました。
デュオ・ローズは、5月に大曲に一区切りつけたので、次は軽めの曲を挟むイメージで薫子さんと話していました。
私がパリで楽譜を買ってきてしまったことも大いにあるとは思うのですが、6月に入った頃から、やっぱりバッハのチェンバロ協奏曲やりたいねーとなって、殆ど間を空けずにバッハに取り組むことを決めました。
デュオの曲を個人レッスンで初めて見てもらう頃って、ちょっと不思議な感じがします。
レッスンを受ける前、曲の弾き始めの時期は、かなり必死で、相手の音を考えている余裕が殆どありません。
一度デュオで合わせた後は、ひとりで弾いている時も記憶の音が重なります。
その間の、相手の音に出会うまでって、途方もない何かと向き合っているようなそんな時間です。
そこが楽しくもあるのですが、落ち着かない感じもして、早く越えてしまいたいと思ってしまいます。ここをもっと味わえる心のゆとりが欲しいです。
まずは、先生に1回聴いてもらいます。
練習配分が悪かったのか、前半はまあまあですが、後半がつらく、辛うじて1楽章の最後の小節まで辿り着きました。
さて、第一声は…
「この曲はc-mollで重たいので、もっと軽めに弾いて」
チェンバロ・フェスティバルでこの曲と同じハ短調のBWV1062を聴いて
「重たい曲なので、重くなりすぎないように」
と書いているのですが、全く活かせていません。
でも、自分で体感した印象は残っているので、ここからイメージを固めていければいいなあと思います。
「それから、この音はFisですね」
あ、シャープ。
バッハのこういう響きの音、楽譜を見ているつもりでも、よく間違えるのですが、あとあと聴くとこの音がとても重要だったりします。
譜面どおりに弾いてるつもりなのに、どうして思い込みが入るのでしょう。
さあ、ヒントはもらいましたので、デュオ・ローズのレッスンまでに修正したいと思います。
thanks for coming by.
written by coquemomo