チェンバロの果実 ♪

ピアノのようなかたちをした鍵盤楽器チェンバロ。にほんでいちばんやさしいチェンバロのあれこれ。

〜楽譜ホルダーを作ろう!〜 カルトナージュ レッスン

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コピーしたペラ紙の楽譜を使うことってありますか?

コピー譜は気がつくと溜まっていき、段々見つけられなくなるので、楽譜は冊子の形で持っていたい派ですが、最初の書き込みは消したくなるくらい酷いので、最近はまずコピーして使うことにしてます。

でも、コピー紙を譜面台に置くと、ヨレっとするのです。

このヨレっと問題対策のため、コピー譜をクリアファイルに入れるのですが、書き込む度に出し入れするのが面倒で、結局出しっぱなしになります。

そこでコピー譜を使うときは、後ろに冊子の楽譜を置いて誤魔化していたものの、ずーっと気になっていたこのヨレっと問題を、この度、抜本的な解決を目指す事に致しました。

解決案として、厚紙を買って来て、譜面台に置いておけばよいかなと思ってはいたのですが、中途半端な厚さの紙だと私の性格から厚紙が他の紙に埋もれること間違いありません。

聖歌隊が持ってそうな感じのが欲しいんだけどなあ…どこで売ってるのでしょう?

ネットで検索しているうちに、カルトナージュで自作するという方法に辿り着きました(*'▽'*)

カルトナージュはフランス語。 カルトンが厚紙とかボール紙という意味で、カルトナージュは厚紙で作ったものとか厚紙の箱のような意味になります。

ここでいうカルトナージュは、そこから少し派生して、厚紙に布や紙を貼って、粋に仕上げたものを指します。

おしゃれな布でデコられたフォトフレームとかトレイとかティッシュボックスとか、目にしたことがあると思います。 あれをカルトナージュっていうのですね。

さて私は、カルトナージュどころか、工作的なことは小学校卒業以来無縁です。

全くもって1人で作れる自信がありません ( ̄O ̄;)

そうだ、レッスンを受けよう!

カルトナージュの体験レッスンを探しましたが、体験だと作れるものが指定されているので、楽譜ホルダーを作ることは出来ません。

使う人が限定されるので仕方ありませんが、それでも、私は楽譜ホルダーを作りたいのです!!

そうして見つけたのが、Ange & Rose (アンジュアンドローズ)

Ange & Rose は、主宰しているSatomi 先生のご自宅でレッスンを行っています。

体験レッスンはないのですが、フリーコースという単発レッスンのコースで楽譜ホルダーを作ることができそうです。

問い合わせてみると、楽譜ホルダーは初心者でも大丈夫ということで、早速レッスンを申し込みました。

緊張の面持ちで向かった当日、駅からはかなり近いので迷わずに着きました。

チャイムを押すと穏やかな笑顔の女性が現れました。

うん、素敵な人そうで良かったです。

Satimi先生のご自宅は美しいカルトナージュの作品でいっぱい。 インテリアもとっても洗練されています。

「2面にしますか? 3面になさいますか?」

楽譜ホルダーは2面と3面の2種類を用意しているそうです。

3面あると便利そうだけど、作るのが2分の3倍大変そうなので、2面にしておきました。

作業は主に切ることと貼ることですが、やり慣れなくて、あたふたしまくりです。

そして、こんなに大量のボンドを使ったのは生まれて初めて。

今日は私のボンド記念日です。

Satomi先生の多大なる手助けの元、完成した作品がこちら。

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☝ 閉じたところ

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☝ 開いたところ

表側がアリス、内側がリバティという何とも乙女仕様です(^^;;

よく見るとヨレてたり、曲がってたり、出来が甘いですが、遠目で見れば、初めてにしては良い出来な気がします。

私は手先がかなり不器用なのですが、先生が助けてくれるので、楽しく作れました。

帰って使ってみると、コピー譜はヨレっとしないし、書き込む時も楽だし、これはかなり便利です!

もっと早く辿りつけば良かったです。

別のものも作ってみたいなあ。


merci de votre visite.
ecrit par coquemomo

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