チェンバロの果実 ♪

ピアノのようなかたちをした鍵盤楽器チェンバロ。にほんでいちばんやさしいチェンバロのあれこれ。

ピアノの椅子を新調しました 〜その1〜

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平昌オリンピックも終わり、もう3月。

来年のことをいうと鬼が笑うと言いますが、昨年の話にはどのような反応をするのでしょう。

今年最初(!)となるこの記事では、昨年買った椅子について取り上げます。

買ったのはピアノ用の椅子ですが、うちにあるのはスピネットですのでスピネット用になります(*´∀`*)

座って鍵盤を弾くという点では同じなので、ピアノ用ということはスピネット用という意味で間違いありませんっ。 そう言いながらタイトルはピアノの椅子と書いた小心者…

そうそう、楽器購入の際に、オワゾリールハウスさんが「スピネットに合う椅子もお作り出来ます」と仰っておりました。

通常チェンバロの購入は受注生産になるので、椅子待ちになることはありません。

ですが、私は既に出来上がっている楽器を買うことにしたので、これだと椅子待ちになります。 それもどうかなと思い、導入を見送りました。

もっとも、諭吉先生の枚数が中々必要そうだったので、どちらにしても買えなかった気もします。

でも、どちらかと言えば、GVIDOよりも椅子を優先しちゃうと思います。だって、やっぱり揃ってたら素敵じゃないですか。(*´ω`*)

今まで使用していたのはこちら。

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子どもの頃にピアノを買ったときに付けてもらったと、こけももママは申しておりました。

そうかー、ピアノを買った頃は交渉次第では椅子が貰えたのですね。

で、ピアノを手離した際に取っておいたこちらに座って、スピネットを弾いていました。

ただ座面の破けとか、側面の化粧板の剥がれとか、 f:id:lepetitclavecin:20180124224423j:plain かなり年季がはいってきていまして、思い切って新調することにしました。

まずは今の不満を確認しましょう。

1.ボロボロである

→新品を買い替えれば解決します。

でも、実は中古も探してみました。状態のいいものがあればと思いましたが、そもそも売ってないんですね。

中古ピアノフェアみたいのに行くと見つかるそうですが、いつもやっているわけではありません。 情報収集が大変そうです。

ジモティとかで気に入ったのが貰えそうであれば、それがリーズナブルだと思いますが、こちらも配送の手間を考えて却下しました。

2.鍵盤から考えて椅子の高さがちょっと高い(気がする)

→高さ調節は必須機能とします。

ダイニングチェアをピアノでも兼用しようと思ったら、ダイニング用ではピアノを弾くには低かったというのは時折聞く話です。

ピアノのおまけの椅子は高さが調節出来ませんが、ピアノ時代にそのことを気にしたことはありませんでした。

でも、スピネットの鍵盤の高さは、持っていたピアノと比べてちょっと低くなりました。

最適な高さを知っていれば、その高さのものを購入すれば良いのですが、その高さを知るためにも今回は高さが調節出来るものを選びたいと思います。

3.横幅が長い

→普通サイズにしましょう。

おまけイスは何故か横幅が広めです。 座るだけなら優に2人座れます。ちょっと狭くはありますが。

座っても横に物が置けるのは便利だったのですが、スピネットの鍵盤の幅と比較してもアンバランスで美しくありません。

美には努力も必要なのです。どこぞのエライ人もそう言ってました。

では逆に、今までの椅子の気に入ってたポイントも確認してみましょう。 ここをちゃんと整理しないと、前の方が良かったとなりかねません。

1.茶色い

ピアノが茶色かったので不思議はないのですが、オーソドックスな黒ではないところが珍しくて、子どもの頃に自分のピアノの色と思っていました。

黒いグランドピアノに重厚な黒い椅子を合わせると、Theピアノって感じで憧れます。クールで格好いいですからね。 でも、スピネットが華やかな緑に金色の装飾なので、黒だとちょっと重い印象になりそうです。

2.猫脚なんだミャー

これはお気に入りポイントと言うよりは、家にあったのがこういう脚だったので、ピアノの椅子ってこういうものだと思っていました。

今回購入にあたって調べて、基本はまっすぐであることに気がつきました。(そして、こういう脚のことを猫脚ということも知りました。)

まっすぐの方が少し安いし種類も豊富ですが、スピネットの脚に轆轤挽きの装飾がされていることもあり、バランスも考えて、猫脚の椅子を探したいと思います。

そうそう、椅子って言ってましたが、結構ピアノスツールと書いてあることも多いんですね。

今回チェア(背もたれ有)タイプは考えていなかったので、スツール(背もたれ無)で合ってるのですが、何だかまだ違和感。

さて、何となく欲しいスツールも見えてきました。 次回は、これを踏まえて実際に候補にあげたスツールを見ていきたいと思いまスツール。

お楽しみに。


thanks for coming by.
written by coquemomo