〜ちょっと小さなチェンバロ〜 チェンバロ レッスン.:*・゜゜201510 **・゜゜
1月に発表会を終えた後、3月頃からデュオの新しい曲に取り組んでいます。
1月の発表会で連弾した曲は、ふたりのパートが2ページで収まる短い曲だったのに対し、今回は12ページもあります。 それも自分のパートだけで。
私が一人でダラダラやったら、3年かけても終わらないかも。
1ヶ月1ページくらいは頑張るとして1年?
デュオ・ローズの片割れの薫子さんにも聞いてみよう。
「ねえ、この曲どのくらいの期間で完成させる?」
「うーん、1楽章4ヶ月、2楽章2ヶ月、3楽章6ヶ月で、1年かな」
お、偶然の一致!
そんなこんなで、1年目標でスタートしました。
しかし、気がつくと今年も秋桜の満開も過ぎ去り、秋の風が肌寒く感じられる季節になってきました。
現在、5ページある第3楽章の残り3ページが手付かずです。
ヤバイ、このままだと終わらない。
全身の神経を総動員して始めたら、私には異例の早さで終止線まで譜読みが完了しました!
なんだ、やればできるじゃん。
5ページ目はほとんど1ページ目と一緒だったということは秘密だけど。
ギリギリいっぱいで持っていったので、今日のレッスンはこの曲だけで終わりました。 直すところが山ほどあるので、早く合わせられるように精進します。
さて、前置きはこのくらいで、今日の目玉はこちらです。 レッスンに行ったら、置いてありました。
さて、なんでしょう?
・・・先生の新しいチェンバロ?
大体、正解です。
でも、もう1枚どうぞ。
あれ、何かがおかしい?
そうなんです、この子は、実は
ミニチュアチェンバロなんです!!
本物のチェンバロと比べるととっても小さい!!
なのに、細かいところまで精巧に作られていて、
もうほとんど本物。
それもそのはず、このミニチェンバロの製作者は、あの久保田彰さんです。
久保田さんは日本でも有数のチェンバロ製作者。 久保田チェンバロ工房を構え、数々の素晴らしいチェンバロを世に送り出しています。
近江楽堂は久保田さん製作のフレンチを1台所有しています。 先日のアンサンブル・バロック・レジーナのコンサートでも使用されていたチェンバロです。
私も、久保田さんのスピネット(小型チェンバロ)を試弾したことがあります。
この時期に私が指弾した楽器で国産のものは、久保田さんのと東京古典楽器センターのと2台だったのですが、音の広がりや音色がどことなく似ているような気がしました。 材料とかに起因しているのかな。
ドールハウスの中から出てきたようなミニチュアチェンバロに、 こっそり妖精が弾きにくるかもと思いましたが、残念なことに音は出ないのです。
thanks for coming by.
written by coquemomo
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