予習【2015/09/26 アンサンブル・バロック・レジーナ@近江楽堂】
まいにち大量に降り続いた雨がようやく上がり、
天気に少し優しさが感じられるようになりました。
芸術の秋、久々にコンサートを見に行きます ♪
『アンサンブル・バロック・レジーナ』は、
フルートとヴァイオリンとチェンバロの三重奏(トリオ)です。
めずらしい組み合わせかなと思っていたけれど
9/26の演奏会でもう6回目になるのですね。
私が聴きにいくのはこれが2度目です。
今回は今までのものでよかったもの中心ということで
ベストアルバムみたいな感じだそうです。すてき!
主なプログラム(順不同)
◆ J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV1079
音楽を捧げる相手は、プロイセンの王フリードリヒ大王
(フリードリヒ2世)。
バッハがフリードリヒ大王に与えられたとされる
王の主題を元に、2曲のリチェルカーレ(鍵盤用フーガ)、
10曲のカノン、フルート・ヴァイオリン・通奏低音の
ためのトリオソナタ(全4楽章)が作られました。
バロック・レジーナはトリオなので、きっとソナタを
演奏するはず。
https://itunes.apple.com/jp/album/musical-offering-sonata-sopril/id419373305?i=419373372&uo=4&at=1001l66w
◆ C.Ph.E.バッハ:トリオソナタ H-moll
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。
大バッハの次男坊。
C.Ph.E.バッハは、さきほどの『音楽の捧げもの』の
フリードリヒ大王が若かりし頃より鍵盤楽器奏者として
彼に仕えていました。
長く仕えていたものの最終的にはプロイセンを離れて
ハンブルクに行ってしまいます。
今回演奏される予定の曲ではありませんが、
アンサンブル・バロック・レジーナの
C.Ph.E.バッハの演奏を。
うっとり♪
◆ J.C.バッハ:トリオソナタ G-dur
ヨハン・クリスティアン・バッハ。大バッハの11男。
11! 子どもだけでサッカーチームが作れる人数です。
J.C.バッハは父親が亡くなったあと、兄のひとりに
引き取られますが、このお兄さんが使えていたのが、
またまた登場、フリードリヒ大王。
J.C.バッハ自身は、その後ロンドンに渡り、
まだ幼いモーツァルトと出会い、仲良くなります。
J.C.バッハの曲はあまり聴いていないのですが、この曲
かな。この演奏は、フルート2本と弦ですが。
モーツァルトっぽい曲ですね。
むしろモーツァルトがJ.C.バッハっぽいということになるのでしょうか。
◆ B.マルティヌー:プロムナード
20世紀に活躍したチェコの作曲家。
20世紀のチェコの作曲家と云えばヤナーチェク。
ヤナーチェクは、村上春樹の小説『1Q84』に度々出てくる『シンフォニエッタ』を作曲した人です。
◆ J.イベール:2つの間奏曲
20世紀に活躍したフランスの作曲家。
幻想的なハープの響きが煌びやかなチェンバロの音色に
変わるとどのようなアンサンブルになるのか期待も高まります。
来週の土曜日、アンサンブル・バロック・レジーナを
聴いて、贅沢な時間を過ごしませんか。
アンサンブル・バロック・レジーナ
Ensemble Baroque REGINA
フルート:藤田真頼
ヴァイオリン:鍋谷里香
チェンバロ:及川れいね
2015年9月26日(土) 開場13:30 開演14:00
@近江楽堂 (東京オペラシティ3F)
京王新線 初台駅 徒歩3分
お問い合わせ アトリエ・ソノーロ
tel&fax 03-3355-4038 fl.mayori@gmail.com
www.ens-baroque-regina.com
主催 アトリエ・ソノーロ
後援 一般社団法人日本フルート協会
日本チェンバロ協会
協賛 パール楽器製造株式会社
協力 オフィス・モデルン
thanks for coming by.
written by coquemomo